イマカツのロデオライド リバイバー 700MH-G テンファイブは、釣りのエキスパートである三原直之によって開発されたグラスコンポジットロッドです。このロッドの開発背景には、強さとしなやかさを兼ね備えた竿を作りたいという三原の強い願いがあります。特に、アベンタクローラーのようなルアーを使用する際の操作性を重視しており、MHアクションをキープしながらも、グラスファイバーの柔らかさでしっかりと曲げることができる設計となっています。
ロデオライド リバイバー 700MH-G テンファイブは、その名の通り「柔よく剛を制す」というコンセプトを体現しています。具体的には、柔らかさと強さを絶妙にバランスさせたロッドであり、グラスファイバーとカーボンファイバーの複合素材を使用しています。この設計により、バスを掛けた際にしっかりと曲がりながらも、強力なフッキングが可能となっています。三原推奨の適合ラインはPE4号直結であり、アベンタやバズベイト、チャター、ビッグバド、スラムドッグモンスターなどの使用に最適です。PEラインを使用する理由は、バックラッシュしても回復可能だからです。
グラスファイバーを積極的に採用する理由は、バラシの減少にあります。グラスファイバーのロッドは柔らかく、バスのヘッドシェイクを抑える効果があります。カーボンロッドは反発力が強いため、バスがヘッドシェイクを頻繁に行いがちですが、グラスファイバーはその反発力が弱く、バスが引っ張っても抵抗が少ないため、バスが尻尾だけをパタパタ振るような、マダイのようなファイトになります。これにより、ファイト中のバラシが減少し、釣果を向上させることができます。
ロデオライド リバイバー 700MH-G テンファイブには、ジグザグガイドシステムが採用されています。このシステムは、トップガイド下の3つのガイドにジグザグの配置を採用することで、ラインのたるみを防ぎ、常に高い感度を保つことができます。特に、スイムベイトやスイムジグを使用する際に効果を発揮し、ふわっとした巻き取りが可能です。
さらに、超小径トルザイトリングガイドを全採用することで、グラスロッド特有の重さを軽減しています。超小口径のガイドを12個配置することで、ラインのブランクス擦れを防ぎつつ、軽量性を確保しています。また、ストレートコルクグリップを採用することで、ロッド操作時の持ち重り感を減少させ、手元重心を実現しています。このグリップエンドはキャスト時に小指を掛けて力を込めやすい設計となっています。
今江克隆もこのロッドを試合で使用しており、霞ヶ浦水系で開催されたJBトップ50シリーズ第3戦では、ロングキャスト力とアキュラシーを活かして高感度センサーで一瞬の吸い込み無重力バイトを検知する戦略を取りました。これにより、試合でも高い戦闘力を発揮しています。
ロデオライド リバイバー 700MH-G テンファイブは、様々なルアーや釣り方に対応できる多機能なロッドです。その柔軟性と強度、そして高感度を兼ね備えた設計は、釣り人にとって非常に頼りになる存在となるでしょう。このロッドは、2023年8月4日に発売され、専用ティップカバーも付属しています。このティップカバーは、長さ約90cmで、2箇所の面ファスナーで留める方式となっており、5〜6本程度のロッドをまとめて保管することが可能です。