シマノが提案する「炎月XTUNE 一つテンヤマダイ 230H-F」は、テンヤマダイ専用ロッドとして徹底的な高感度と軽量化を追求し、特にシャープで攻撃的な釣りスタイルに対応するモデルです。このロッドは、瀬戸内のテンヤ釣りに代表されるアグレッシブな釣り方に適応した設計で、軽快な操作性と即掛け性能を備えています。
ロッド全体に渡る軽さへのこだわりは、振り軽さと持ち軽さを両立させる設計から生まれています。これを実現するために、ブランクスにはシマノ独自の「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」技術が採用されています。これにより、軽量でありながらも強度とネジレ剛性が大幅に向上し、安定した操作性を提供します。さらに、穂先には高弾性の「ハイレスポンスソリッド」を採用。これにより、誘い操作やフッキング時のレスポンスが向上し、わずかなアタリにも即座に反応できる攻撃的なスタイルが可能になります。
230H-Fのもう一つの特徴は、テンヤをテンポよくリズミカルに操ることを可能にする調子です。8:2調子からさらに進化した8.5:1.5調子により、アグレッシブな誘いと素早いフッキングが実現。穂先の剛性が強化されているため、重めのテンヤを使用したディープレンジでの釣りや、中層への巻きテンヤなど、多様なシチュエーションに対応可能です。このような高い即掛け性能と操作性により、テンヤ釣りにおける新たな基準を打ち立てています。
さらに、カーボンモノコックグリップが搭載されており、水中の変化や海底の状態を感覚的に伝える「第三の感度」が得られます。この技術により、穂先に目を向けていなくても、手元や腕全体で海中の状況を感じ取ることができ、これまでの目感度と手感度を超える新しい次元の情報伝達が可能になっています。
操作性をさらに高める要素として、Xガイドエアロチタンが穂先部とバット部に配置されています。このガイドは軽量でありながら高い強度を持ち、ラインの放出をスムーズにする設計が施されています。糸絡みのトラブルを軽減しながら、繊細なアタリも明確に感じ取れるよう設計されているため、テンヤ釣りで頻発するトラブルにも対応します。
また、実釣時のトラブルを考慮したソリッド穂先交換修理対応も用意されています。このサービスにより、万が一穂先が破損した場合でも部分的な修理が可能で、大切なロッドを長期間使用できるよう配慮されています。
炎月XTUNE 230H-Fは、瀬戸内のテンヤ釣りを主眼に置きつつ、全国のテンヤマダイフィールドで活躍するよう設計されています。操作性と即掛け性能を極限まで高めたこのモデルは、軽快なシャクリや正確な誘い、そして確実なフッキングを求めるアングラーにとって理想的な選択肢となるでしょう。
攻撃的なテンヤ釣りを楽しみたい方、特に繊細かつアグレッシブな操作を追求する方にとって、炎月XTUNE 230H-Fは必携の一本と言えます。その軽さ、感度、操作性は、釣り人に新たな次元の釣り体験を提供してくれることでしょう。
炎月XTUNE一つテンヤマダイ 230H-Fのインプレ
炎月XTUNE一つテンヤマダイ 230H-Fのインプレがあるのか確認しました。