バスフィッシングにおいて、スローな展開で確実にバイトを引き出すスイムベイトは、ハイプレッシャーな現代のフィールドで欠かせない存在となっています。ジャッカルのデッドスローラーフルコンタクトは、その名が示す通り、障害物に“フルコンタクト”させながら一枚下のレンジを丁寧に攻めるために開発されたモデルです。デッドスローで誘える重さと、低速でも確実に動くアクション設計により、難しい状況でも結果につなげられるルアーとして注目されています。
デッドスローラーフルコンタクトの特徴
デッドスローラーフルコンタクトは、高比重マテリアルを採用することで4.8インチで約18g、5.5インチで約25gという自重を実現しています。この重さが、一枚下のレンジをゆっくりとキープしながら引く「デッドスロー攻略」を可能にし、ネイルシンカーによる微妙な沈下姿勢の調整が難しい場面でも安定したスイム姿勢を保ちます。重さを活かしてストラクチャーにタイトにアプローチできる点も、大きな魅力となっています。
ボディ全体には深く大きいマルチリブが設けられており、水流をしっかり受けて細かなバイブレーションと正確なピッチアクションを生み出します。これにより、極めてスローなリトリーブでも確実に泳ぎ続け、魚に存在感を届けながらもナチュラルに誘うことができます。
アクションの肝となるテールには、アーチ状に設計されたテールキールを採用しています。これによりテールのねじれを抑えつつ、ウォブリング主体の安定した動きが実現されており、スレた魚にも違和感を与えにくくなっています。さらに先端が細くなるリーフタイプのパドルテールは、デッドスローでもレスポンスよくアクションを起こし、低速域の釣りで威力を発揮します。
素材には、柔らかさの中に適度な張りを持つソフトマテリアルを使用し、スローでのアクションを最大限に引き出せるよう最適化されています。4.8インチと5.5インチの2サイズをラインナップし、前者はナチュラルな波動、後者は力強いヘッドアクションで広範囲へアピールできるという明確な違いを持っています。さらに、2025年の新色として登場するリバーアタックやホワイトバックシルバーは、明滅効果や視認性を高めるための調整が施され、実釣性能を一段と引き上げる仕上がりとなっています。
デッドスローラーフルコンタクトの使い方
デッドスローラーフルコンタクトは、その名の通り極めてスローな巻きで真価を発揮します。一枚下のレンジをキープしながらストラクチャーをタイトに巻くことで、障害物にコンタクトさせて誘発するリアクションバイトを狙う使い方が基本となります。高比重ボディのおかげで一定の深さをキープしやすく、ストラクチャー周りを丁寧にトレースできます。
デッドスローでもしっかりと動くリーフタイプパドルテールとマルチリブの組み合わせは、低水温期やタフコンディションでも効果的で、バスがスローなベイトを意識している状況において特に力を発揮します。サイズごとに違うアクションを生かして、広範囲を探りたい場合は5.5インチ、ナチュラルに見せたい場合は4.8インチと使い分けることで、より状況に合わせたアプローチが可能です。
障害物に当ててからの抜ける瞬間には明滅効果が加わり、リアクションバイトを誘う強いトリガーになります。新色のホワイトバックシルバーのように視認性の高いカラーを使えば、アングラー自身がルアーの動きを把握しやすく、狙った軌道での「見せてから当てる」という使い方がさらにやりやすくなります。
フルコンタクトという名前の通り、ストラクチャーを積極的に攻めるために生まれたデッドスローラーフルコンタクト。スローに、タイトに、確実に食わせられるその性能は、タフなフィールドでこそ際立つものです。スロー展開の釣りを極めたいアングラーにとって、頼りになる一本となるでしょう。
デッドスローラーフルコンタクトのインプレ
ジャッカルのデッドスローラーフルコンタクトのインプレがありました。
『まっちゃんNOW五三川』
📍サッシ裏下流にて
デッドスローラーフルコンタクト
(ゴールデンシャイナー)#五三川#デッドスローラー pic.twitter.com/xqfmfEbKUq— maccchan(松田祐輝) (@MatsudaYuki0416) December 12, 2024
利根川本流BASS🔥
デッドスローラーフルコンタクト5.5in
消波ブロックに擦り付けプルンと
抜けた瞬間に🫣試した多くの人が釣れている可能性の
高い釣りです!是非、お試しください🙇♂️タックルデータ
ロッド リボルテージRVⅡ-C68MH
リール 22メタニウム
ライン レッドスプールレグナム16ポンド… pic.twitter.com/eU4pCAoxVh— 中根翼 【ナカンティー】 (@bass0283) January 28, 2025