イマカツのロデオライド リバイバー 607Mは、三原直之が開発したオールマイティスピニングロッドです。このロッドは、特に陸っぱりでの釣りにおいて優れた性能を発揮します。三原は、ルアマガ・陸王やWEB動画『三原節』での活動を通じて陸っぱりの機会が増え、その中で手持ちの竿に不足を感じるようになりました。そこで、パワースピンの要素を持ちながら、様々なルアーに対応できる便利な1本を求めて、このロッドを開発しました。
ロデオライド リバイバー 607Mは、低弾道ライナーキャストを得意としています。このキャストは、対岸に突き刺すような直進性の高いキャストであり、スピニングのメリットを最大限に活かしています。特にスイムベイトを対岸のカバー下にスキッピングで滑り込ませたり、軽いルアーを矢のように打ち込むことができます。また、レギュラーテーパーの設計により、様々なルアーを快適に使用できるオールマイティなロッドとなっています。
このロッドのもう一つの特徴は、スピニングリールのドラグ性能を活かせる点です。硬い竿でバイブレーションを引いても、ドラグを緩めることで弾かずにルアーを乗せることができます。これにより、バラシを防ぎつつ、しっかりとフッキングすることが可能です。また、ドラグを締めてパワースピンとして使用することもでき、様々な釣りスタイルに対応できる柔軟性を持っています。
ライナースピンは、オールチタンフレームトルザイトリングガイドを採用しており、これにより軽量性と感度の高さを実現しています。ロッドビルダーの青木哲氏は、三原の陸っぱりの特徴とPEライン使用を前提に、最適な位置と数量でガイドを配置しています。この設計により、あらゆるルアーを快適に使用できるロッドが完成しました。
また、三原仕様のパワーEVAグリップが採用されています。このグリップは、手の平への負担を軽減するためにEVA素材が使用されており、特にビッグバスとのパワーファイト時にその効果を発揮します。グリップ先端が太くなっているのは、大型魚とファイトする際に強く握り込むことができ、体全体のパワーを使えるようにするためです。
ロデオライド リバイバー 607Mは、陸っぱりでの使用を前提に設計されており、フラシュリンプやポッパーマウス、ステルススイマーなど、様々なルアーに対応できます。レギュラーテーパーのため、オーバーヘッド、サイドハンド、バックハンドキャストなど、あらゆるキャスト方法をスムーズに行えます。特にサイドやバックハンドでのスキッピングは得意とするところで、カバーの最奥へルアーを滑り込ませるのも容易です。
このロッドは、非常に実戦的な設計であり、三原のこだわりが詰まっています。そのため、様々なシチュエーションで高いパフォーマンスを発揮し、釣り人にとって非常に頼りになる1本となるでしょう。