ヤマガブランクスの「ブルーカレントⅢ 82」は、遠距離からの繊細な操作を求めるアングラーに最適なロッドです。このモデルは、長さ約2.5メートルというロングレングスでありながら、軽快な使用感と驚異的な飛距離を実現しています。特に、フロートリグやキャロライナリグ、ジグを用いた遠投が得意で、非常にシャープなキャストフィールが特徴です。そのため、広い範囲を探りたいアングラーにとって、大きな武器となるでしょう。
「ブルーカレントⅢ 82」のもう一つの大きな魅力は、その優れた感度です。バット部分が強化されており、しっかりとしたパワーを持ちながらも、ティップの繊細さはそのまま維持されています。これにより、遠距離にある微細なアタリや違和感を感じ取りやすく、魚との接触を逃さずに確実に「掛ける」ことが可能です。この感度の高さは、特にアジやメバルなど、繊細なあたりを拾うことが重要な魚種をターゲットにした釣りにおいて、極めて有利に働きます。
また、このロッドは非常に汎用性が高く、さまざまなフィールドやルアーに対応しています。20グラムまでのジグヘッドやプラグ、メタルジグといった多様なルアーを扱えるため、港湾や磯、河口、さらにはサーフでの釣りにも幅広く対応します。これにより、アジやメバルといったライトゲームだけでなく、クロダイやシーバス、さらにはロックフィッシュといった多様なターゲットを狙うことができるのです。
特に、7〜9センチのルアーを使用したプラッギングゲームや、ジグヘッドを用いたロックフィッシュゲームにおいても、その性能は際立ちます。ティップの繊細さが魚に違和感を与えにくく、同時にバットパワーが魚をしっかりと浮かせて取り込む力を持っているため、状況に応じて釣り方を変えることが可能です。この「ブルーカレントⅢ 82」は、軽量でありながらも非常に頑丈で、様々な条件下で信頼性の高い性能を発揮します。
スペック面でも、このロッドは非常に充実しています。全長は2495ミリメートルで、2ピース構造のため持ち運びもしやすいです。また、自重は83グラムと非常に軽く、長時間の使用でも疲れにくい設計となっています。カーボン含有率が90.5%と高く、軽量ながらも高い耐久性を持っています。さらに、Fuji製のSiC-SステンフレームKガイドやVSS16リールシートが採用されており、細部にまでこだわりが感じられる仕上がりです。グリップ部分の長さも、リール装着時のバランスを考慮した設計となっており、非常に扱いやすいです。
総じて、「ブルーカレントⅢ 82」は、感度とパワーのバランスに優れ、遠距離からのアプローチが求められる釣りに最適なロッドです。多様なターゲットやフィールドに対応できる汎用性の高さも魅力で、アングラーが求める様々な条件に応じた使い方ができるでしょう。長距離のキャストが必要な場面や、繊細なアタリを確実に取る必要がある釣りにおいて、その真価を発揮する一本です。
ブルーカレント3 82のインプレ
ヤマガブランクスのブルーカレント3 82のインプレがあるのかチェックしました。