ヤマガブランクスのアーリー109MMHは、特に広大なサーフエリアでの釣りに特化したロッドです。その最大の特徴は、長尺のロングレングスにより、非常に高い遠投性能を実現している点です。全長が10フィート9インチ(約3295mm)という長さは、キャスト時に大きなアドバンテージを生み、特に広範囲の探査が求められるサーフでのゲームに最適です。このロッドは、大きなバットパワーを持ちながら、繊細なティップを備えているため、軽量なルアーであっても遠距離に飛ばしつつ、精密なアクションを行うことが可能です。
アーリー109MMHは、8gから50gまでのルアーに対応しており、特に45g前後のプラグを無理なく扱える設計です。これにより、ゴロタ浜や平磯でのマルスズキやヒラスズキ、さらには海サクラなどのターゲットを狙う際にも効果を発揮します。また、PEライン1号から2号までに対応しているため、さまざまなライン設定にも柔軟に対応できます。サーフでのナイトゲームにおいても、潮の変化や離岸流、地形の変化を感知する優れた感度を持つため、タフなコンディションでも安定したゲーム展開を支えます。
このモデルは、特に感度と操作性に優れており、潮流の変化をしっかりと感じ取りつつ、ルアーの細かな操作も可能です。そのため、ルアーがどのように水中で動いているかを正確に把握でき、魚の反応に応じた柔軟な対応が求められるシビアな状況下でも信頼できるパフォーマンスを発揮します。さらに、富士工業製のSiC-SステンフレームKガイドを採用しており、摩擦を最小限に抑えた滑らかなライン放出が可能です。このガイドシステムは、特に遠投時のトラブルを軽減し、安定したキャストをサポートします。
ロッド自体の重量は195gと軽量であり、逆並継(スピゴットフェルール)方式で継がれているため、使用中のバランス感覚も優れています。持ち運びの際の仕舞寸法は1690mmとコンパクトに収まり、利便性にも配慮されています。カーボン含有率が95.6%と高く、軽量でありながら剛性も確保されているため、長時間の使用でも疲れにくく、信頼性の高い一本です。リールシートには富士工業製DPS18を採用し、リールの安定した固定を実現しています。
アーリー109MMHは、特にミノー、バイブレーション、シンキングペンシル、メタルジグ、ジグミノーといったルアーとの相性が良く、幅広いフィールドで活躍します。推奨されるターゲットには、フラットフィッシュや青物、ヒラスズキ、サクラマスなどが挙げられ、あらゆる環境に対応できる万能なロッドです。
アーリー109MMHのインプレ
アーリー109MMHのインプレがあるのかチェックしました。