ヤマガブランクスの「ブルーカレントⅢ 63」は、軽量で取り回しが良いショートレングスのロッドで、繊細な操作性を追求したモデルです。このロッドの特徴は、非常に幅広いウェイトレンジに対応しながらも、高い感度と操作性を持つ点です。特に、0.5gから3gのジグヘッドを用いた釣りにおいて、優れた飛距離を発揮しつつ、アングラーの手元までしっかりとした操作感を提供します。そのため、アジやメバルなど、小型のターゲットを狙う釣りに最適です。
このモデルのブランクは、ジグヘッドやマイクロプラグ、マイクロジグといった軽量ルアーの使用を考慮し、非常に繊細に調整されています。「掛け」と「乗せ」をうまく融合させた調子は、ターゲットがルアーに食いつく瞬間を捉えるのに優れており、小さなアタリにも素早く反応できるのが特長です。ジグヘッドの操作では、軽快なトゥイッチやジャークが可能で、これにより魚の捕食スイッチを効果的に入れます。また、フォール中に潮流や水中の変化を敏感に捉え、前アタリなどわずかな反応にもアングラーが素早く対処できるため、セレクティブなターゲットに対しても高いフッキング精度を誇ります。
ブルーカレントⅢ 63は、その名の通り全長が1910mmと短めのデザインで、特に港湾部での釣りに最適です。ショートレングスならではの取り回しの良さを活かし、狭い場所や足場の悪いポイントでも快適に使用することができます。さらに、約59gと軽量なため、長時間の使用でも疲れにくく、初心者から上級者まで幅広い層のアングラーに適しています。
高い感度を支えるのは、カーボン91.6%という高い含有率を誇るブランク素材と、Fuji製のSiC-SステンフレームKガイドの組み合わせです。これにより、ラインとの摩擦を最小限に抑え、キャスティングやリーリングの際にもスムーズな操作が可能です。また、リールシートにはVSS16が採用されており、リールの固定もしっかりとしており、手に馴染むグリップデザインが操作性をさらに向上させています。
推奨ターゲットとしてはアジやメバルが挙げられ、これらの魚を狙うライトゲームに最適なロッドです。推奨ルアーはジグヘッド、マイクロプラグ、そしてマイクロジグであり、0.3gから5gまでのルアーを自在に使いこなすことができます。また、対応ラインはPEライン0.06号から0.3号、ナイロンまたはフロロカーボンライン1lbから3lbとなっており、非常に細いラインでもしっかりとした操作が可能です。特に小型リール、D社のLT1000から2000番やS社の500からC2000番クラスのリールとの相性が良く、これらを組み合わせることで、軽快な釣りを楽しむことができます。
ブルーカレントⅢ 63は、その軽さと感度、操作性が一体となったモデルで、ライトゲームを極めたいアングラーにとって欠かせないロッドとなるでしょう。特に細かい操作が求められる場面や、繊細なアタリを捉える場面でその真価を発揮します。価格も24,100円(税抜)と、性能を考慮すれば非常にコストパフォーマンスが高く、手に入れる価値のある一本です。
ブルーカレント3 63のインプレ
ヤマガブランクスのブルーカレント3 63のインプレがあるのかチェックしました。