ヤマガブランクスの「ブルーカレントⅢ 74」は、ライトゲームにおいて幅広いメソッドやシチュエーションに対応できる、まさにオールラウンドなロッドとして設計されています。このモデルは、ジグヘッドやシンカーキャロライナリグ、軽量メタルジグ、小型プラグなど、多様なリグを自在に操作することができ、ライトゲームの真髄を存分に楽しむための中核的な存在です。
まず、ブルーカレントⅢ 74の特徴的な部分は、その長さでありながら、驚くほどの取り回しの良さです。全長2235mm(約7フィート4インチ)の長さを持ちながらも、操作性は非常に高く、狭いフィールドや限られたスペースでも、ストレスなくキャストが可能です。また、このモデルは10メートルを超える深さの水域においても、その高感度性能が衰えません。これにより、微細なアタリやルアーの挙動を感じ取ることができ、より繊細でテクニカルなアプローチが可能となります。
ブルーカレントⅢ 74のもう一つの大きな特徴は、キャスト時のブレが抑えられ、リリース後のブランクスの収束が非常に速い点です。このシャープなブランクスによって、狙ったスポットへのピンポイントキャストが容易にでき、より正確なルアーアプローチが可能です。それにもかかわらず、魚がヒットした後はロッド全体がしっかりと追従し、スムーズに曲がることで、ファイト時の楽しさを最大限に引き出します。特に、アジやメバルといった小型魚から良型クラスまで、しなやかなベンドカーブが体感できるため、「曲げて獲る」というライトゲームならではの醍醐味を存分に楽しむことができます。
このモデルのスペックも非常に優れており、ロッド自重はわずか71gと軽量で、長時間の釣りでも疲れにくい設計です。また、2ピース構造(逆並継)により、持ち運びやすさにも配慮されています。さらに、カーボン含有率が92.1%で、Fuji製の高品質なSiC-SステンフレームKガイドやVSS16リールシートが採用されているため、耐久性や感度の面でも非常に信頼できる一品です。
推奨ターゲットはアジやメバルを中心に、さまざまな魚種に対応可能です。これにより、港湾部や磯、河口、サーフといった多様なフィールドでの釣りに適しています。適合リールとしては、D社のLT1000~2500CやS社の1000~C2500と幅広いリールが推奨されていますので、さまざまなリールとの組み合わせが楽しめます。
ブルーカレントⅢ 74は、ライトゲームにおける「万能選手」としてのポテンシャルを十分に備えたロッドです。あらゆる釣り場や状況で活躍できるその性能は、ライトゲーム愛好者にとって必携の一本となるでしょう。
ブルーカレント3 74のインプレ
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