イマカツの「アベンタクローラー ダイバゼル」は、長さ100mm、重さ12gのフローティングタイプのルアーで、ベイトタックルでの使用を前提に開発された大バゼルです。このルアーは、オリジナルのバゼルがスピニングリールでの使用を主に想定しているのに対し、ダイバゼルはベイトリールでの使用を重視して設計されています。
「ダイバゼル」の「ダイ(Dy)」は「ダイナミック(Dynamic)」の「ダイ」を意味しており、その名の通り、サイズアップによるダイナミックな性能を持っています。一見、オリジナルのバゼルと見間違えるほどコンパクトに見えますが、その内部には大きな進化が隠されています。アシンメトリーボディとエアロダイナミクス効果により、飛行姿勢が安定し、直進性や飛距離が大幅に向上しています。
ダイバゼルは、ボディと強化プラスチック製のRSリアウィングが大きくなったことで、デッドスロー性能もさらに向上しました。この特性により、非常に低速でもしっかりとアクションし、バスを引き寄せることができます。さらに、高速リトリーブ性能も突出しており、バゼル以上の速度でリトリーブすることが可能です。これにより、まるでバズベイトのような高い集魚力を発揮し、広範囲からバスを引き寄せます。
特に、スレ切ったクリアレイクでは、この高速巻きが非常に有効で、リアルなベイトフィッシュの動きを再現することで、バスのチェイスを引き出します。バスがチェイスしてくる様子を見ながら、速度をスローに切り替えたり、ピクピクアクションを取り入れることで、さらにバスを焦らすことができ、バイトを誘発します。
使用に際しては、枝やブッシュに引っ掛かったときに強く煽らないように注意が必要です。ウィングが逆関節状態で絡まった場合、強く煽ると破損する恐れがあります。この点を注意すれば、ダイバゼルの優れた性能を存分に発揮できるでしょう。
アベンタクローラー ダイバゼルは、バスフィッシングにおける新たな武器として、その優れた飛距離、直進性、デッドスロー性能、高速リトリーブ性能を備えたルアーです。ベイトタックルでの使用を前提にしたこのルアーは、オカッパリでもストレスなく使用でき、あらゆるフィールドで高い釣果を期待することができます。